ホワイトニングを行うことで白い歯を手に入れられますが、大切なのは施術を行った後です。
施術後もメンテナンスを行うことにより、白い歯を維持できます。
また、メンテナンスにはセルフケアと歯科クリニックで行うプロケアがあります。
今回は、こちらの内容について詳しく解説します。
ホワイトニング後に行うセルフケア4選
ホワイトニングを行った歯は、数ヶ月~1年くらいで色戻りが起こります。
少しでも色戻りを遅らせるためには、以下のようなセルフケアが必要です。
・ホワイトニング歯磨き粉の使用
・ホームホワイトニング
・着色しにくい食生活
・禁煙
各項目について詳しく説明します。
ホワイトニング歯磨き粉の使用
丁寧なブラッシングだけでもメンテナンスはできますが、より白い歯を維持したいのであれば、ホワイトニング歯磨き粉を使用すべきです。
ホワイトニング歯磨き粉には、主にポリリン酸やポリエチレングリコールなどが含まれています。
これらは歯に汚れを付きにくくしたり、着色汚れを除去したりする成分です。
そのため、継続的に使用することにより、ホワイトニング後の色戻りを軽減できます。
ホームホワイトニング
オフィスホワイトニング後のセルフケアとして行いたいのが、ホームホワイトニングです。
ホームホワイトニングは自宅で行えるホワイトニングであり、歯科クリニックで作製したマウスピースに薬剤を入れて歯を白くする方法です。
オフィスホワイトニング後に行うことで、白さを長持ちさせることができます。
また、ホームホワイトニングの薬剤は、追加で購入することが可能です。
そのため、一度マウスピースをつくってしまえば、ジェルの追加購入だけで利用し続けることができます。
着色しにくい食生活
ホワイトニング後のセルフケアとしては、着色しにくい食生活を送ることも挙げられます。
具体的には、カレーやチョコレート、ワインやコーヒーなどの飲食物を避けるようにしましょう。
ホワイトニング直後は、歯の表面にあるエナメル質を覆っていたペリクルという膜が剥がれるため、再着色しやすい状態です。
ペリクルの再生には12~24時間かかるため、この間は特に着色しやすい飲食物を避けるべきです。
もし、着色性が強いものを口にするのであれば、直後にブラッシングを行いましょう。
禁煙
ホワイトニング後には、セルフケアの一環として禁煙も行いましょう。
タバコのヤニは歯に付着し、黄ばんでしまう原因になります。
そのため、ホワイトニングを行ったとしても、喫煙をしている限り白い歯を維持するのは難しいです。
また、喫煙は口内を乾燥させ、唾液による口内の洗浄作用が弱まることにもつながります。
洗浄作用が弱まれば、当然着色のリスクは高まります。
ホワイトニング後に行うプロケア4選
ホワイトニング後には、自宅でメンテナンスを行うのと並行して、以下のような歯科クリニックでのプロケアも行う必要があります。
・定期検診
・PMTC
・タッチアップ
各項目について詳しく説明します。
定期検診
歯科クリニックでの定期検診は、ホワイトニング後の白さを維持するのには欠かせません。
具体的には、2~3ヶ月に1回くらいのペースで通院し、口内の汚れ具合をチェックします。
磨き残しや着色が見られる場合は、適宜クリーニングを行います。
また、定期検診はホワイトニング後の歯をチェックするだけでなく、虫歯や歯周病を見つけるためにも必要です。
PMTC
PMTCはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科クリニックで行われる専門機器を使用した歯のクリーニングです。
具体的には、超音波スケーラーという器具を使用した歯石除去、専用で歯の表面をツルツルに仕上げるポリッシングなどが挙げられます。
PMTCを受けることにより、ホワイトニング後の後戻りを遅らせ、審美性の高い歯をキープできます。
さらに、フッ素の塗布によって歯のエナメル質が強くなるため、虫歯や歯周病のリスクも軽減できます。
タッチアップ
ホワイトニング後のプロケアとしては、タッチアップも挙げられます。
タッチアップは、ホワイトニング後の歯に着色が見られ始めたタイミングで、もう一度ホワイトニングを行うというものです。
先ほど、オフィスホワイトニング後のセルフケアとしてホームホワイトニングを紹介しました。
タッチアップの場合、オフィスホワイトニングの後に再びオフィスホワイトニングが行われることもあります。
また通常タッチアップの施術回数は、オフィスホワイトニングの回数より少なく、効果を実感できるまでの期間も短いです。
大体1~2回程度の施術で、オフィスホワイトニング完了時と同じくらいの白さになります。
まとめ
ホワイトニングを行い、以前よりも歯が白くなった方は、その時点で満足してしまうことも多いです。
しかし、メンテナンスや生活習慣の改善を行わなければ、歯はまた元の色に戻ってしまいます。
完全に元通りになってしまうと、これまでホワイトニングに費やした費用や時間は無駄になります。
もちろん改めてホワイトニングを行う費用や時間、身体への負担がかかるため、注意してください。