【武蔵小金井の歯医者】歯周病の主な特徴を細かく解説します

歯周病は、虫歯ようにズキズキと歯が痛むなど、わかりやすい症状が出にくいため、知らないうちに発症していることがあります。

また、そのまま静かに進行し、さまざまな全身疾患につながるおそれもあります。

今回は、自身が歯周病かどうか気になる方に向けて、歯周病の主な特徴を細かく解説します。

歯周病の主な特徴について

歯周病の症状と一口にいっても、その種類は非常に多いです。

ただし、以下で紹介するもののうち、一つでも該当している場合、すでに歯周病を患っている可能性があるため、一度歯科クリニックに通院することをおすすめします。

歯茎の色について

通常、健康な歯茎は薄いピンク色をしています。

メラニン色素の沈着や年齢などによっては、健康であっても茶褐色の場合がありますが、充血したような赤い色をしている場合は、歯周病の疑いがあります。

また、どす黒い血のような色をしている場合も要注意です。

歯茎の形状について

健康な口内環境であれば、歯と歯の間の歯茎にキレイな三角形が形成されています。

しかし、歯と歯の間の歯茎が丸かったり、腫れぼったく見えたりする場合は、歯周病を発症している可能性があります。

体調による歯茎の変化について

ストレスで免疫力が落ちると、歯周病が進行しやすくなります。

また、ストレスがかかっているときや、疲労があるときに歯茎が腫れやすいという場合は、歯周病を発症していることが考えられます。

歯茎の退縮について

歯周病は、細菌感染により、歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

顎の骨が溶けてしまうと、歯茎の位置が下がり、歯の根っこが露出します。

また、歯の根っこが露出するまでにはなっていなかったとしても、歯茎が退縮し、歯と歯の間に隙間ができている場合は、初期段階の歯周病を患っている可能性があります。

歯の長さについて

以前より歯の長さが伸びたように見える場合は、歯周病によって歯を支える骨が溶けてしまい、歯茎が下がったことによって、相対的に歯が長く見えるようになっているケースが考えられます。

歯の表面の質感について

歯の表面がザラザラする原因でもっとも多いのは、プラークが溜まっている状態です。

また、細菌の塊であるプラークは、歯周病や虫歯の原因となるため、舌で歯を触ったとき、ほとんどの歯がザラザラしているという場合、症状がなかったとしても、すでに歯周病や虫歯を発症している可能性があります。

歯茎からの出血について

歯磨きが不十分な場合、プラークが歯茎と歯の間に溜まり、プラークについている細菌が歯茎に沈着、侵入します。

こちらの細菌の出す毒素と、歯茎の防衛反応が炎症として現れ、出血になります。

ちなみに、歯茎からの出血の原因のうち、90%以上は歯周病によるものであるため、慢性的な出血がある方は、歯周病を患っている可能性が極めて高いです。

起床時の口内状況について

歯周病菌が唾液の中に多く含まれていると、口の中がネバネバします。

特に、朝起床時に口の中がネバネバしたり、苦さを感じたりといった違和感がある場合は、歯周病を発症していることが考えられます。

歯茎の膿について

歯茎から白っぽい膿が出ている場合も、歯周病の可能性が高いです。

歯周病が進行し、重度になると、歯茎が急性炎症を起こして腫れ、歯茎から膿を排出することがあります。

こちらは、骨が破壊されたことによってできた歯茎の深い溝(歯周ポケット)に歯周病菌が繁殖することによって起こります。

歯の動揺について

歯周病になると歯茎に炎症が起こりますが、進行してくると、歯茎の奥にある顎の骨が歯茎の炎症を避けるように溶けていきます。

そのため、歯がグラグラ(動揺)するという方は、歯周病によって歯を支える骨が溶けていることが予想されます。

食べ物が挟まる

歯周病が進行すると、顎の骨が溶け、噛む力がかかったときに歯が動きやすくなります。

そのため、歯と歯の間に食べ物が挟まりやすいという方は、このように歯が動きやすくなることが原因であると考えられます。

上顎の前歯について

歯周病を治療せずに放置していると、歯並びも悪化することがあります。

また、それでも治療せずにいると、歯が倒れ込んできて、上顎の前歯が前方に出てくることがあります。

口臭について

歯周病にかかっている場合、強い口臭が出るようになります。

ニオイについては、ガスの種類によって異なりますが、腐ったタマネギ、卵、生ごみなどと例えられるケースが多いです。

そのため、周りの方に口臭があることを指摘されている方は、歯周病を発症していることが考えられます。

まとめ

ここまで、歯周病の主な特徴を細かく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

歯周病と言えば、歯茎が赤く腫れる、出血するという症状のイメージが強いですが、これらの症状がないからといって、歯周病にかかっていないとは限りません。

また、少しでも歯周病を予防するには、日々変化する口内環境について、定期的に歯科クリニックでチェックしてもらうことが大切です。

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