ホームホワイトニングは、歯科クリニックに通わず自宅で好きな時間に行えるのがメリットです。
そのため、入浴中の時間を効率的に使いながら、ホワイトニングを行うことも可能です。
ただし、入浴しながらのホームホワイトニングにはいくつかの注意点があります。
今回はこちらの注意点について解説します。
入浴しながらホームホワイトニングを行う際の注意点6選
お風呂にゆっくり浸かりながらホームホワイトニングを行う場合、以下の点には注意すべきです。
・長時間浸かりすぎないようにする
・薬剤が流れないようにする
・乾燥を防ぐ
・お湯がマウスピースに触れないようにする
・色が付いたものは飲まない
・熱すぎるお湯には入らない
各項目について詳しく説明します。
長時間浸かりすぎないようにする
入浴しながらホームホワイトニングを行うこと自体は問題ありませんが、ついつい長風呂になってしまわないように注意しましょう。
ホームホワイトニングは、1回につき2時間程度マウスピースを装着し続けなければいけませんが、2時間もお湯に浸かりっぱなしだとのぼせる可能性が高いです。
そのため、特に普段あまり湯船に浸からないという方は、入浴しながらのホームホワイトニングに向いていないと言えます。
また長風呂をすることが多いという方も、適宜湯船から出るなどして調整しましょう。
薬剤が流れないようにする
入浴しながらホームホワイトニングを行う場合、マウスピースから薬剤が流れないように注意すべきです。
もし流れてしまったら、ホワイトニング効果が半減してしまいます。
ホームホワイトニングを行う際は、軽く唇を閉じて薬剤を歯に浸透させなければいけませんが、お風呂でリラックスしているとついつい口が緩むことがあります。
このような状態になると、薬剤が唾液とともに流れてしまう可能性が高いです。
また湯船に浸かるだけでなく、頭や顔も洗う方は、洗い流した拍子に薬剤が流されてしまわないようにも注意すべきです。
ちなみに、ホームホワイトニングを行う前に頭や顔を洗っておけば、薬剤が流れる心配はありません。
乾燥を防ぐ
乾燥を防ぐことも、入浴中のホームホワイトニングではとても重要なことです。
お風呂に浸かっていれば、身体が保湿されると思われがちですが、実際はその逆です。
入浴時間が長いと、肌の保湿成分まで洗い流してしまい、保湿機能は少しずつ低下しています。
ホームホワイトニングは見た目を良くする施術であるにもかかわらず、肌が乾燥すると顔などの目立ちやすい場所もカサカサになり、審美性が悪化する可能性があります。
そのため、入浴を終えた後は、必ず保湿クリームなどで全身をケアしなければいけません。
また保湿成分が含まれた入浴剤を使用するのも一つの手です。
お湯がマウスピースに触れないようにする
お風呂ではお湯を使用しますが、ホームホワイトニングを行う場合はお湯がマウスピースに触れないように注意してください。
マウスピースが変形し、今後のホームホワイトニングが継続できなくなる可能性があります。
先ほども触れたように、ホームホワイトニングを行う際は唇を閉じているため、そこまでお湯がしっかりと当たることはありません。
それでも、口付近などを洗い流すとき、うっかりマウスピースにお湯をかけてしまうことはあります。
もちろん、ホームホワイトニングの施術時間が終了した後、浴室にマウスピースを置いておくこともNGです。
色が付いたものは飲まない
長時間お風呂に入りながらホームホワイトニングを行う場合、喉も乾いてくるかと思います。
もし喉が渇いたのであれば、水などの透明な飲み物を飲むようにしましょう。
色が付いたものを飲んでしまうと、マウスピースと歯の隙間に入り込んだとき、着色するリスクが高まります。
また入浴しながらのホームホワイトニングで喉が渇いたときは、マウスピースに直接触れないよう、ストローを使って水を飲むことをおすすめします。
熱すぎるお湯には入らない
お風呂に浸かるとき、熱々のお湯を入れる方もいるかと思いますが、ホームホワイトニングを行う場合は40℃くらいにとどめておきましょう。
こちらは、前述の通りマウスピースの変形を防ぐだけでなく、体調の悪化を防ぐ目的もあります。
42℃以上の熱いお湯に浸かり続けると、血圧や脈拍、体温が上昇します。
その結果体調を崩し、めまいや吐き気、頭痛などの症状が現れることもあります。
またホームホワイトニングでは、長時間マウスピースを装着し続けなければいけませんが、体調を崩すと口内にマウスピースを入れ続けるのが困難になる場合があります。
まとめ
ホームホワイトニングを行うタイミングや場所については、患者さんの自由です。
こちらの特徴に惹かれ、オフィスホワイトニングではなくホームホワイトニングを選んだという方も多いかと思います。
しかし入浴中に行う場合は、効果が減少したり、マウスピースを劣化させたりしないように注意すべきです。
時間を効率的に使うのも大事ですが、あくまで最優先なのはホームホワイトニングを成功させることです。