【武蔵小金井駅前の歯医者】矯正治療中の生活における注意点

矯正治療にはさまざまな方法がありますが、いずれもじっくり時間をかけて歯並びや噛み合わせを改善していく治療であることに変わりありません。

また矯正治療中は、トラブルが発生しないように注意しなければ過ごさなければいけません。

今回は、矯正治療中の生活における主な注意点を解説します。

矯正治療中の生活における注意点5選

矯正治療中は、以下のような生活に必要な行動や習慣において、注意すべきポイントがあります。

・食事
・ブラッシング
・運動
・睡眠
・仕事

各項目について詳しく説明します。

食事

矯正治療を行っている場合、摂取する食品や食べ方には注意すべきです。

まず以下のような食品は、固定式の矯正装置の場合は破損・変形につながる可能性があるため、なるべく避けるのが無難です。

粘着性の高いもの ガム、キャラメル、ソフトキャンディ―など
前歯で噛むもの リンゴ、トウモロコシ、骨付き肉など
硬いもの せんべい、ナッツなど

また以下の引っかかりやすいもの、挟まりやすいものについても、矯正期間中は控えることをおすすめします。

なぜなら、矯正装置の間に食べカスが残り、虫歯のリスクを高めるからです。

引っかかりやすい食べ物 ホウレンソウ、長ネギ、えのきなど
挟まりやすい食べ物 挽肉料理、麺料理など

逆に以下のような食べ物は、矯正装置が装着された状態でも比較的食べやすいです。

・おじや
・リゾット
・クリームコロッケ
・果物類(バナナ、モモ、イチゴなど) など

ブラッシング

マウスピース矯正の場合、ブラッシングのときに取り外しができるため問題ないですが、ワイヤー矯正の場合は装着したままであるため、ブラッシングがしにくくなります。

そのため、磨き方については工夫しなければいけません。

まずワイヤーの上部と下部は、ワイヤーに沿って斜め45度方向に歯ブラシを傾け、毛先が細部にまで届くようにブラッシングします。

このとき、1本ずつ丁寧に磨くのがポイントです。

また汚れがつきやすいブラケットの周囲については、特にしっかりと磨きます。

斜め上、斜め下などに角度を変えてブラッシングすると、汚れを除去しやすくなります。

ワイヤーの下については、歯ブラシを縦方向に入れ、毛先を少しだけワイヤーの下に通しながら磨きます。

もちろん、歯と歯茎の境目のブラッシングも忘れてはいけません。

運動

矯正治療中の運動については、ある程度制限がかかります。

具体的には、以下のような接触が激しいスポーツは避けるべきです。

・ボクシング
・空手
・ラグビー
・アメリカンフットボール
・バスケットボール など

逆に以下のような単独で行うスポーツや、接触の危険性が少ないスポーツに関しては、矯正治療中でも問題なく行えます。

・ウォーキング
・ジョギング
・ランニング
・ゴルフ
・ボーリング
・ビリヤード など

睡眠

矯正治療中は、矯正装置の種類にかかわらず、基本的に睡眠中も装置を装着し続ける必要があります。

このときには痛みが出ることがあり、場合によってはなかなか寝付けないことも考えられます。

特に矯正治療が始まったばかりの頃は、矯正装置の感覚に慣れていないことから、痛みが出やすいです。

ただし、こちらの痛みは少しずつ和らいでいく可能性が高いです。

また矯正期間中の睡眠では、装置をつけていることの不快感、呼吸のしにくさなどによっても睡眠の質が悪化することがあります。

もし矯正装置の装着により、寝不足の状況が続くようであれば、以下のような方法で対処しましょう。

・睡眠時のリラックス法を実践する
・睡眠ルーティーンを確立する
・ストレスを発散する
・睡眠に適した食事や運動をする
・歯科医師に相談する など

歯科医師に相談すれば、矯正装置の調整などを行ってもらえるほか、睡眠のコツについてアドバイスをもらえる可能性もあります。

仕事

矯正期間中であっても、就職している方は仕事をしなければいけません。

先ほども触れたように、矯正治療が始まったばかりの頃は、装置に慣れておらず痛みが出やすくなります。

そのため、なかなか仕事に集中できないことが考えられます。

一定期間耐えれば痛みは引いてくるため、最初は我慢が必要です。

また職業によっては、矯正装置が見えることで仕事に影響が出る可能性もあります。

例えば接客業や営業職など、人に見られることが多い職業の方にとって、矯正装置の金属部分が見えていることは良いことではありません。

特にブラケットやワイヤーは、普通に話しているだけでも外から見えるため、口元の審美性を損なうことが考えられます。

このような職業に就いている方は、マウスピース矯正など比較的目立ちにくい矯正装置を選ぶようにしましょう。

まとめ

矯正治療中は、とにかく問題なく歯を移動させ、計画通りの治療を完了させることを優先しなければいけません。

食事や睡眠、仕事など、あらゆる場面で辛かったり不便だったりすることはありますが、最後まで根気強く治療しましょう。

もし途中でメンテナンスを怠ったり、マウスピースなどの矯正装置を勝手に外してしまったりすると、これまでの苦労はすべて水の泡になります。

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