【武蔵小金井駅前の歯医者】高齢の方がインプラント治療を受けるメリット・デメリット

高齢の方の中には、何かしらの理由で歯を失ってしまった方も多いかと思います。

このようなケースで考えられる治療法としては、主に入れ歯が挙げられますが、顎の骨に人工歯根を埋め込むインプラントも選択肢の一つです。

今回は、高齢の方がインプラント治療を受けるメリット・デメリットについて解説します。

高齢の方がインプラント治療を受けるメリット

インプラント治療には、治療できる年齢の上限が定められていません。

そのため、高齢の方であっても治療を受けることは可能です。

また高齢の方がインプラント治療を受けるメリットとしては、主に以下のことが挙げられます。

・若々しい見た目を保てる
・認知症のリスクが低下する
・食生活の質が向上する
・コミュニケーションが取りやすくなる

各メリットについて詳しく説明します。

若々しい見た目を保てる

高齢の方がインプラント治療を受けることで、若々しい見た目を保ちやすくなります。

こちらは天然歯と見分けがつきにくいことが理由です。

入れ歯と聞くと、どうしても高齢のイメージが強くなります。

また選択する入れ歯によっては金属の器具が外から見えるため、見た目自体の悪さはもちろん、高齢者という印象を持たれやすくなってしまいます。

一方、インプラントは天然歯と見分けがつかないほど見た目が自然なため、周りの方に若々しい印象を与えることができます。

認知症のリスクが低下する

認知症のリスクが低下するということも、高齢の方がインプラント治療を受けるメリットの一つです。

歯を失っている場合は咀嚼機能が低下し、アルツハイマー型認知症になるリスクが高まると言われています。

認知症の症例数は世界的に増加していて、誰にでも起こり得ます。

そのため少しでも対策をするためには、歯の数を保ち、咀嚼をしっかり行うことが大切です。

またインプラントは、入れ歯と比べて咀嚼機能が高く、認知症防止対策として十分な咀嚼が実現できます。

食生活の質が向上する

高齢の方がインプラント治療を受けるメリットとしては、食生活の質が向上することも挙げられます。

先ほども触れたように、インプラント治療を受ければ咀嚼機能が大幅に向上します。

また咀嚼機能が向上することにより、十分な栄養摂取や免疫機能の向上も期待でき、全身的な健康維持につながります。

コミュニケーションが取りやすくなる

高齢の方がインプラント治療を受けることで、これまでよりコミュニケーションも取りやすくなります。

こちらは機能性の高い人工歯が入ることで、発音機能が良くなるからです。

歯が不足すると正確な発音が困難になり、コミュニケーションに支障をきたすことがあります。

インプラントによって歯が補填されることで、発音が明瞭になり、自信を持って話すことができます。

こちらは、社会生活や家族との関係においても大きなメリットです。

高齢の方がインプラント治療を受けるデメリット

一方で、高齢の方がインプラント治療を受ける場合には、以下のようなデメリットもあります。

・治癒期間が長くなる
・身体の負担が大きい
・治療を受けられない場合がある

各デメリットについて詳しく説明します。

治癒期間が長くなる

高齢の方がインプラント治療を受ける場合、治癒期間が長くなることには注意が必要です。

高齢になればなるほど、身体の治癒力は低下し、インプラント治療後の治癒期間は長くなる傾向にあります。

若い方であれば3~6ヶ月ほどで治癒が完了しますが、高齢の方の場合は6ヶ月以上かかることも珍しくありません。

また治癒期間中は仮歯を使用することになるため、長期間の不便を強いられる可能性があります。

身体の負担が大きい

高齢の方にとってインプラント治療は、身体の負担が大きい治療です。

インプラント治療は安全性が考慮されていますが、顎の骨に穴を開ける外科手術を伴います。

そのため、免疫や体力が落ちやすい高齢の方は、つらさを感じることがあります。

またインプラント治療後には、自宅でのセルフケアだけでなく、歯科クリニックで定期的にメンテナンスも受けなければいけません。

身体が不自由な方などにとっては、こちらの通院が大きな負担になります。

治療を受けられない場合がある

高齢の方の顎の骨が少ない場合や、体力が極端に低下している場合、重症度の高い持病がある場合などは、インプラント治療を受けられない可能性があります。

特に、高齢の方は歯周病や骨粗しょう症などにより、顎の骨が不足しているケースも少なくありません。

骨が弱くなったり、痩せて薄くなっていたりすると、そのままの状態で人工歯根を埋め込むのは難しくなります。

まとめ

高齢の方でも、インプラント治療を受けることは可能です。

むしろ歯を失っても健康な生活を維持したいという方は、積極的にインプラント治療を選択すべきです。

ただしすでに健康状態や体力、骨などに問題や不安がある場合は、インプラント治療以外を選択した方が良いこともあります。

治療に関する負担で言えば、インプラント治療よりも入れ歯の方が圧倒的に少ないです。

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