【武蔵小金井駅前の歯医者で虫歯治療】虫歯の治療期間中にサウナに入るデメリット

そこまで症状が重度でなかったとしても、虫歯治療は複数回に分けて行われるケースが多いです。
また虫歯が完治するまでの間は、普段と違う生活を送らなければいけないこともあります。
中でも控えたいのは、サウナに入ることです。
今回は、虫歯の治療期間中にサウナに入ることのデメリットについて解説します。

虫歯の治療期間中にサウナに入るデメリット4選

近年は、足しげくサウナに通ういわゆる“サウナ―”と呼ばれる方が増えています。
しかし、虫歯の治療期間中は以下のデメリットがあるため、なるべく通わないことをおすすめします。

・血行が良くなる
・唾液の分泌量が減る
・体調が悪化する
・コストがかかる

各デメリットについて詳しく解説します。

血行が良くなる

虫歯の治療期間中にサウナに入ってしまうと、血行が良くなって痛みが強くなることがあります。

サウナは高温の室内に入るため、一気に体温が上昇します。
それに伴って血行が良くなると、まだ完治していない虫歯が痛み、苦痛を伴います。

また痛みがすぐに引けば良いですが、サウナから出た後もなかなか引かない場合、本来必要のない処置をしなければいけないかもしれません。

さらに、虫歯の治療に伴って抜歯をしているケースなどでは、血行が良くなることで患部の出血が止まらなくなるおそれもあります。
口内は比較的血が止まりやすいですが、サウナに入るとその特性を失ってしまいます。

唾液の分泌量が減る

唾液の分泌量が減ることも、虫歯の治療期間中にサウナに入るデメリットの一つです。

唾液は口内環境を良好に保つにあたって、必要不可欠なものです。
具体的には食べカスやプラークを洗い流したり、酸性の状態を中和したりする働きがあります。
また虫歯が完治していない場合、このような唾液の働きが治療をスムーズに進めることになります。

しかし、サウナに入ると大量に汗をかくため、身体からどんどん水分が抜けていきます。
そのため、適度に水分補給をしなければ、唾液の分泌量も減少してしまいます。

ちなみに、サウナに入った後は水風呂に入って身体を冷やすのが一般的ですが、身体を冷やしても一度乾燥した口内に潤いは戻りません。
口内の乾燥を防ぐには、あくまで水などを経口摂取する必要があります。

体調が悪化する

サウナに入ることにより、虫歯治療後に悪化した体調がより悪くなってしまうことも考えられます。

虫歯治療を受けた後は、血管迷走神経反射や麻酔の副作用などにより、体調が悪化することがあります。

血管迷走神経反射は、虫歯治療に対する緊張や不安が原因で血圧が低下したり、脈拍が少なくなったりする症状です。
また局所麻酔に添加されたアドレナリンの作用により、一時的に鼓動が早くなるなどの症状が出ることも考えられます。

このような状態でサウナに入ってしまうと、気分が悪くなって頭がボーッとしたり、動悸を感じるようになったりするおそれがあります。

コストがかかる

虫歯治療期間中にサウナに入るデメリットとしては、単純にコストがかかることも挙げられます。

例えば虫歯治療を行うにあたって、銀歯ではなくセラミックの詰め物や被せ物を装着するとします。
しかし、セラミックの補綴物は自由診療であるため、費用は高額になります。

また虫歯治療ですでにお金がかかっているにもかかわらず、毎日のようにサウナに行っていると、経済的に困窮する可能性があります。

自宅にサウナが設置されているというケースは、日本の住宅事情ではまだまだ稀なケースです。
サウナに入るときは、設備がある銭湯や温浴施設を利用するケースがほとんどのため、入浴料がかかります。

昔ながらの銭湯にあるサウナであれば、数百円程度で済むこともありますが、設備が充実している温浴施設の場合、利用料金が数千円単位になることもあります。

飲酒後のサウナは特に注意

虫歯の治療期間中は、基本的にサウナに入るべきではありませんが、特に注意したいのが飲酒後のサウナです。

お酒は、治療中の虫歯と相性の悪いものです。
ビールやワインなどのお酒には糖類が含まれているため、治療中の口内環境が悪くなるおそれがあります。
またアルコール飲料は酸性の場合が多く、歯のエナメル質を溶かす原因にもなります。

さらにアルコールには利尿作用があり、体内の水分を減少させ、口内を乾かしてしまう効果もあります。
前述の通り、サウナはただでさえ身体中の水分が抜けやすい行動であるため、お酒を飲んだ状態で入るのは非常に危険です。

ちなみにアルコールとサウナによる脱水症状が強くなると、熱中症や心筋梗塞のリスクを高めることにもつながります。

まとめ

虫歯治療は複数回に分けられるケースがほとんどですが、当初のスケジュール通りに行うことができれば、決して長い期間がかかるわけではありません。
しかし治療期間中にサウナに入ってしまうなど、治療を妨げる行動があった場合、治療期間は長期化するおそれがあります。
ちなみに身体を温める行為という意味では、サウナだけでなくお風呂の時間もなるべく短くすることが望ましいです。

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