ホームホワイトニングは、患者さん自身が自宅で施術し、歯を白くする方法です。
またホームホワイトニングではマウスピースを使用しますが、こちらは透明かつ薄くつくられているため、失くしてしまうケースが多々あります。
今回は、ホームホワイトニングのマウスピースにおける紛失対策を解説します。
ホームホワイトニングのマウスピースの紛失対策5選
ホームホワイトニングのマウスピースを失くさないようにするには、以下のポイントを押さえることが大切です。
・専用のケースで保管する
・保管場所を決めておく
・ティッシュにくるまない
・子どもの手の届くところに置かない
・できるだけ自宅以外で保管しない
各項目について詳しく説明します。
専用のケースで保管する
マウスピースを失くさないためには、使用していない間必ず専用のケースで保管するようにしましょう。
ホームホワイトニングのマウスピースは、施術を行っている時間以外、使用することがありません。
施術にかかる時間は1~2時間程度のため、ほとんどの時間は保管していることになります。
また「毎日使うから」と、洗面所などに無造作に置いてしまう方もいますが、こちらは紛失につながるため避けるべきです。
必ず専用のケースに入れておけば、誤って捨てたり落としたりするリスクは軽減します。
ちなみに、専用のケースで保管することは、マウスピースの衛生状態を保つことにもつながります。
保管場所を決めておく
ホームホワイトニングのマウスピースは、保管場所を一ヶ所に決めておくことが大切です。
先ほど、専用のケースに入れておけば紛失のリスクは軽減するという話をしました。
しかし、いろいろな場所に保管してしまうと、ケースごと紛失してしまうおそれがあります。
そのため、明確な保管場所が必要です。
例えば洗面台の棚、寝室の引き出しなど、使いやすく目に入りやすい場所がおすすめです。
逆に普段あまり開けない引き出しなど、目に入りにくくなおかつ思い出しにくい場所は避けるようにしましょう。
ティッシュにくるまない
ホームホワイトニングのマウスピースを置いておく際、ティッシュにくるむのもNGです。
なぜなら、ゴミと間違えて捨ててしまうリスクが高まるからです。
またホームホワイトニングは1日1回の施術であり、ティッシュにくるんだマウスピースを捨ててしまうと、翌日まで気付かない可能性もあります。
このような場合、すでにゴミ箱の中身をまとめてゴミ置き場に出してしまっていることも考えられます。
すでに自宅にない場合、回収するのはほぼ不可能です。
ちなみにケースの代わりにティッシュを使用すると、細菌が増殖する可能性も高いため、注意が必要です。
子どもの手の届くところに置かない
子どものいる家庭でホームホワイトニングを行う場合、マウスピースは子どもの手の届くところに置かないようにしましょう。
すぐ子どもが持ち出せる場所にあると、おもちゃと間違って持って行ってしまったり、破損したりする可能性が高まります。
またペットを飼っている方も同じようなリスクがあるため、それを考慮して保管場所を選ぶべきです。
大人の背丈がないと届かない引き出しなどに入れておけば、子どもによる持ち出しや破損、ペットによる破損の両方を防止できます。
できるだけ自宅以外で保管しない
ホームホワイトニングは、基本的に自宅で施術を行うものですが、当然マウスピースとホワイトニング剤あれば、自宅以外でも行えます。
例えば出張先のホテル、旅行先の宿舎などでも、ホームホワイトニングを行うと考える方はいるでしょう。
しかしマウスピースを失くしたくないのであれば、できる限り出先で使用しないことをおすすめします。
出先でマウスピースを紛失した場合、自宅と違って見つけ出すのは困難になります。
もしホテルなどで使用するのであれば、ホームホワイトニングの施術を終えた後、すぐにケースに保管して忘れない場所に置くか、カバンにしまっておきましょう。
マウスピースを失くしたらどうなる?
ホームホワイトニングのマウスピースを失くしてしまった場合、まずは歯科クリニックにその旨を伝えることになります。
またホワイトニングの開始時、患者さんの型を作製しているため、マウスピースをつくり直すこと自体は難しくありません。
ただし、マウスピースの再製作にかかる費用については、歯科クリニックによって異なります。
ちなみにホワイトニングは保険が適用されない自由診療であるため、紛失に伴うつくり直しにも当然保険は適用されません。
まとめ
対策さえきちんと取っていれば、ホームホワイトニングのマウスピースを失くすリスクはそれほど高くありません。
逆に保管場所が適当だったり、ケースに入れずに保管したりしていると、簡単に紛失してしまうため、注意してください。
また紛失すると再製作が必要になり、そうなると余計な費用もかさみます。
さらに再製作のための時間が必要であるため、ホームホワイトニングの治療期間は長引いてしまいます。