【武蔵小金井駅前の歯医者・口腔外科】大人まで上唇小帯が長いのを放置するデメリット

口内のトラブルは、歯や歯茎以外の箇所から発生することもあります。

その一つが上唇小帯であり、こちらに問題があることで口周辺にさまざまな悪影響を及ぼすため、本来は子どものうちに治療を受けるべきです。

今回は、大人まで上唇小帯が長いのを放置することのデメリットについて解説します。

上唇小帯の概要

上唇と歯茎をつなぐヒダのような部分を上唇小帯といいます。

前歯のちょうど中央部分にあり、舌を前歯の上にまで入れると確認できます。

こちらは乳幼児期に太く長く見えるケースがほとんどで、年齢を重ねるにつれて少しずつ位置が上の方になり、長さも幅も短くなります。

このような変化が起こるのは、顎が成長するからです。

ちなみに、上唇小帯が歯茎に付着する位置には個人差があり、必ずしも前歯の中央に位置するとは限りません。

それでも、明らかに左右のいずれかにずれるケースなどは極めて稀です。

上唇小帯の異常について

上唇小帯の異常としてよく見られるのは、身体や顎が成長しても細く短くならず、ヒダが長い状態のまま残っているというものです。

こちらは、先天性の異常として見られることが多いです。

通常上唇小帯は6~7歳、前歯の永久歯が生える頃になると、徐々に前述したような変化が見られます。

しかし、6~7歳になっても変化が見られない場合は基本的に異常と判断されます。

また永久歯列が完成する12歳頃になっても、上唇小帯の付着部位が歯と歯の間にある状態も異常だといえます。

これくらいの年齢になると、前歯のかなり上の部分に位置しているのが通常だからです。

大人まで上唇小帯が長いのを放置するデメリット5選

大人になるまで、上唇小帯が長い状態を放置していると、以下のようなデメリットにつながります。

・すきっ歯になる
・唇の動きが悪くなる
・食べ物が挟まりやすくなる
・ブラッシングが難しくなる
・発音に影響が出る

各項目について詳しく説明します。

すきっ歯になる

上唇小帯が長い状態を長期間放置していると、すきっ歯になってしまう可能性が高いです。

本来上唇小帯は、身体や顎が成長するにつれて前歯から上に離れていき、長さも短くなるものです。

しかし、明らかに位置が低かったり長かったりする場合、前歯の隙間が成長によって閉鎖されず、その部分だけが空いてしまいます。

その結果、正確には正中離開と呼ばれるすきっ歯になります。

すきっ歯は歯並びの見た目が悪くなるだけでなく、食事やブラッシングなどにさまざまな悪影響を及ぼします。

唇の動きが悪くなる

上唇小帯が長い状態を放置すると、唇の動きも悪くなりがちです。

こちらは上唇に言えることであり、上唇小帯の緊張が強くなることで、可動域が狭くなるケースを指しています。

ひどい場合は、上唇が十分に閉じられず、常に口が開いたままの状態になってしまうこともあります。

食べ物が挟まりやすくなる

上唇小帯が長い状態の場合、上唇の歯茎の付近に食べ物が挟まりやすくなります。

特に前歯で思いっきり食材を噛みちぎったときなどは、まず間違いなく挟まることが予想されます。

また上唇小帯の異常が理由ですきっ歯になっている方は、前歯にできた隙間にもよく食べ物が挟まります。

ブラッシングが難しくなる

ブラッシングが難しくなるということも、大人まで上唇小帯が長いのを放置するデメリットです。

ブラッシングをする際は、歯だけでなく歯と歯茎の隙間も丁寧に磨かなければいけません。

しかし上の前歯のすぐ近くまで上唇小帯が迫っていると、この部分をうまく清掃できず、食べカスやプラークが溜まりやすくなります。

発音に影響が出る

上唇小帯が長い状態を放置すると、発音にも影響を及ぼす可能性があります。

特にラ行、サ行などの発音がしにくくなることが多いです。

これらの音を出すときには、舌が上顎に多少触れるため、上唇小帯が長いと多少音が変わってしまうことが考えられます。

上唇小帯の治療について

上唇小帯の異常が見られる場合は、歯科クリニックで治療を受けることによって改善できます。

こちらは小帯切除術というもので、上唇小帯をV字に切開し、長さを整えた上で適正な位置で歯茎と縫い合わせるというものです。

手術にかかる時間は数分程度であり、日帰りで受けられるのが特徴です。

基本的には、上唇小帯の長さに異常がある場合、6~7歳を目安に小帯切除術を受けるべきです。

しかし大人は一切受けられないというわけではなく、すでに前述したような口内への悪影響が見られる方でも、治療を受ければ正常な口内環境に戻る可能性が高いです。

まとめ

上唇小帯の長さや幅などについて、そこまで強く意識している方は少ないかと思います。

しかし大人になっても食事やブラッシング、発音などに違和感がある場合は、早急に治療を受けることをおすすめします。

また子どもを持つ親御さんは、6~7歳の上唇小帯の状態について具に観察し、問題があると判断できる場合は歯科クリニックに相談してください。

早めに治療さえすれば、口内トラブルを起こさずに済む可能性が高いです。

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