【武蔵小金井駅前の歯医者・小児歯科】乳歯を強引に抜くことのデメリット

子どもの乳歯は、いずれグラグラと動揺し、抜け落ちて永久歯へと生え変わります。
また、このときなかなか乳歯が抜けず、歯茎にとどまっている期間があります。
抜けかけの乳歯については、無理やり引っ張り出すことをしてはいけません。
今回は、乳歯を強引に抜くことのデメリットを中心に解説します。

乳歯の正しい抜き方について

乳歯がグラグラと揺れ始めたら、指や舌で少しずつその乳歯を揺らします。
このときあまり力は入れず、あくまで触れるくらいにするのがポイントです。

また乳歯を揺らしたとき、子どもが痛みを訴えたり、違和感を覚えたりした場合、それ以上触らないようにしましょう。
少しずつ触れることにより、ポロッと抜け落ちたような形で抜くのが理想的です。

ちなみに、乳歯が抜けた後は出血が見られることがあります。
出血については清潔なガーゼで圧迫止血しますが、血が止まらない場合は早急に歯科クリニックを受診しなければいけません。

ただし、少し指や舌で軽く触れる程度であれば、止血できないほど大量の出血が見られる心配はほとんどありません。

乳歯を強引に抜くことのデメリット5選

まだそこまで乳歯が揺れていない、あるいは揺れているもののなかなか抜け落ちる気配がないというケースもあります。
しかしこのような状態だからといって、乳歯を強引に引き抜いてしまうと、以下のようなデメリットにつながります。

・出血する
・歯茎が裂ける
・歯根が残る
・トラウマになる
・細菌感染が起こる

各デメリットについて詳しく説明します。

出血する

先ほど、正しい手順で乳歯を抜けば、そこまで出血する心配はないという話をしました。
こちらを言い換えれば、強引に抜くと出血するということになります。

乳歯は永久歯に押し出されるようして抜け落ちますが、抜けていないということはまだ歯茎とつながっている状態です。
強引に抜くということは、そのつながっている部分を無理やり引き離すわけですから、出血が見られるのは当然です。

またこのような出血が見られたときは、10~15分程度ガーゼを噛むなどして止血します。
場合によっては、止血するために外科手術を受けなければいけないことも考えられます。

歯茎が裂ける

乳歯を強引に抜いてしまうと、子どもの歯茎が裂ける可能性もあります。

出血については、乳歯と歯茎の結合部分が引き剥がされることで生じますが、このときキレイに歯と歯茎が離れるとは限りません。
場合によっては、中途半端に離れてしまい、歯茎が裂けて見た目が悪くなってしまうことも考えられます。

また歯茎が裂けたような状態になった場合、キレイに抜けたときよりも出血はさらにひどくなりますし、外科手術のリスクも高まります。

歯根が残る

奥歯の乳歯でよく起こるのは、歯根が残ってしまうケースです。

歯の根っこが吸収されることにより、初めて乳歯は抜け落ち、健康的に永久歯へと生え変わります。
しかし、複数存在する奥歯の根っこの一部が十分吸収されていない場合、強引に抜くと根っこが歯茎の中に残ってしまいます。

またこのとき残った歯根は、永久歯が正しく生えてくるのを阻害します。
例えば歯並びが悪くなったり、永久歯が生えるスペースがなくなって一部が生えてこなかったりすることも考えられます。

もちろん、残った歯根を除去するには、歯科クリニックで除去治療を受けなければいけません。
こちらは正しい生え変わりができていれば、本来必要のない治療であり、費用がかさむ原因にもなります。

トラウマになる

乳歯を無理やり抜くことは、単純に子どものトラウマにもつながります。
こちらは子ども本人が抜く場合、親御さんが抜く場合のどちらにも言えることです。

子どもが強引に自分の力で乳歯を抜いた場合、思いの外痛かったり、想像以上に出血したりすることがあります。
これを見た子どもは、自身の歯に関することにトラウマを抱える可能性があります。

例えば歯科クリニックや虫歯治療に対しても苦手意識を持つようになり、こうなると親御さんは通わせるのが大変です。

また親御さんが子どもの乳歯を掴み、強引に抜こうとするのも良くありません。
子どもは大人の力には逆らえないため、痛いにもかかわらず歯を引っ張られてしまうことになりかねないからです。

細菌感染が起こる

指を清潔な状態にしていない状態で強引に抜いた場合、痛みや出血だけでなく細菌感染のリスクも高まります。

細菌感染が起こると、歯茎の腫れや違和感などから始まり、咬合時の軽い痛みや歯の変色が見られることもあります。
また冷たいものや熱いものになり、ひどい場合は歯茎の膿や顎の骨への感染拡大が起こることも考えられます。

まとめ

乳歯がグラグラの状態から抜けるまでに時間がかかるのは、決して珍しいことではありません。
そのため、親御さんは特に気になるかと思いますが、もう少し辛抱して待ちましょう。
無理やり引き抜いても口内環境や永久歯への影響が増えるだけで、何も良いことはありません。
ただしあまりにも長期間抜けない場合は、一度歯科クリニックで問題がないかどうかチェックしてもらうべきです。

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